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春にとけるという作品

創作処「彩奏」をスタートさせる前に劇団ねこ入り玉手箱というところで作品を作っていたことを、これをお読みの皆さんはご存知でしょうか。

……とはいっても、ろくに宣伝もしていない昨今。大抵の方がその時代からお付き合い頂いているリスナーさんだとは思うのですが(苦笑

ということで、今更紹介する必要もないくらいに定番の作品にはなりますが、「春にとける」というオーディオドラマを以前作っていました。

病室で暮らす少女・冬華と、そこに通う少年・葉流の交流を描いたボーイミーツガールの鉄板ネタみたいな奴です。

このオーディオドラマは、無料配信版でメインのストーリーを描きつつ、有償版のショートストーリーで冬華の両親の話を描き、全体的に通してみれば「冬華の家族との溝を葉流君との交流を通して埋める」みたいな感じのストーリーラインになっていました。

が、それはCD2枚に収めるためにオーディオドラマ用に書き直したストーリーで、原案はどちらかというと冬華さんと葉流くんの交流、「死」と「物語を残す」というテーマで書いていたんですねー(本邦初公開)

その設定で書いていたら話数が20話を越えそうだったので、現実的ではないと思い、改稿でバッサリ切り棄て、テーマも短縮した感じになっているのが「オーディオドラマ」の春にとけるです。

そして、今回、といっても、書き終えてから別の作品の改稿作業を行っていて、一カ月以上前になるのですが、原案のオーディオドラマのシナリオを元に、完成したオーディオドラマや、いま書くならーとネタを書き加えた小説版をカクヨムにて掲載中です。


締め切りを設けられないとなかなか筆が進まないのが悪い癖で、今回、カクヨムのコンテストが開催されるので「こりゃぁ都合がいいや」って一気に書いてみました。

書き終わって読み返してみるとまだまだ描き足りないというか、言葉足らず、ストーリーの未熟な部分を感じざる得ないのですが、現在の所、これが精いっぱいの「春にとける」かと思っております。

登場人物は変わっておらず、そこに「死の象徴」が加わっただけなのですが、オーディオドラマ版では描かれなかった交流の部分、お楽しみいただければと思います。

では

葵依幸

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